傷病手当金 Q & A

 

<退職後の受給>

Q 退職時病気にかかっていたが会社に出勤していました、退職後に傷病手当金を受給はできますか?

 

A 退職後に傷病手当金の継続給付を受給するためには、その時点で傷病手当金を受給しているか、傷病手当金の受給権は満たしているが、給料等が支払われているために支給停止されている方の、いずれかである必要があります。

この方の場合、退職時に病気にかかっていたとしても出勤していたので、退職後の傷病手当金の継続給付を受けることはできません。

 

Q 4月1日から療養のため働けなくなり4月3日に退職した人が引き続き療養のため労務不能である場合、継続給付を受けることができますか?

 

A 退職日の翌日である4月4日が資格喪失日となります。資格喪失日前の療養のため働くことができない状態が3日間連続(待機期間完成)のみでは支給を受ける状態にありません。また、現に傷病手当金の支給を受けているわけではないので資格喪失後の継続給付としての傷病手当金の支給を受けることはできません。

 

Q 退職後、任意継続被保険者になっても傷病手当金はもらえますか?

 

A 1年以上の被保険者期間があり、傷病手当金の継続給付の要件を満たして支給をうけている方が、退職後に任意継続被保険者であっても傷病手当金の継続給付を受けることはできます。

 

Q 傷病手当金をもらっています退職するのですが、今後の申請方法は変わりますか?

 

A 同じ申請書で請求してください。被保険者記号・番号は引き続き退職前と同じ番号を記入してください。会社の証明は必要ありませんが、申請期間に退職日が含まれる場合、退職日までの会社の証明が必要です。申請者の記入と医師の証明をもらって、健康保険へ申請してください。

 

Q 退職後の傷病手当金は中断後に再度給付を受けることはできますか?

 

A 退職後に傷病手当金を受給している途中で、病気が良くなり受給が中断されると、その時点で傷病手当金の受給権が消滅してしまいます。

 

<他給付との調整>

Q 傷病手当金を受給していますが退職予定です。退職後に、雇用保険の失業給付金と傷病手当金を同時に受給できますか。

 

A 雇用保険の失業給付金を受給するには、労働の意思・能力を有することが要求されます、対して、傷病手当金は、労務不能が受給の要件となっています。傷病手当金を受給している場合労働の意思や能力を備えているとはいえないので失業給付金の受給はできません。

 

Q 傷病手当金を受給している人が障害厚生年金を受給するようになったときは併給されるのか?

 

A 傷病手当金の受給額が障害厚生年金額より多い場合については、その差額を傷病手当金として支給されます。

障害厚生年金及び障害基礎年金の場合はその年金額の360分の1の額より傷病手当金の日額が多い場合はその差額を支給します。障害手当金の場合は傷病手当金の支給額の合計額が障害手当金の額に達するまで傷病手当金が支給停止され、傷病手当金の支給合計額が障害手当金の額を超えた時点から傷病手当金を受給できます。

 

<医師の証明>

Q 傷病手当金を受給中ですが、病院を転院したため、転院先の病院では転院先での期間分しか証明しかもらえませんでした。証明がもらえなかった期間の傷病手当金は受給できますか。

 

A 医師の証明がもらえない期間の傷病手当金は受給できません。転院前の病院でその期間の証明をもらって下さい。

 

<傷病手当金の金額>

Q傷病手当金の支給額を教えて下さい?

 

A 傷病手当金1日当たりの金額の計算式

【支給開始日の以前12ヵ月間の各標準報酬月額を平均した額】÷30日×(2/3)

 (支給開始日とは、一番最初に傷病手当金が支給された日のこと。)

支給開始日の以前の期間が12ヵ月に満たない場合は、次のいずれか低い額を用いて計算します。

     ア 支給開始日の属する月以前の継続した各月の標準報酬月額の平均額

     イ 標準報酬月額の平均額

     ・28万円:支給開始日が平成31年3月31日までの方

     ・30万円:支給開始日が平成31年4月1日以降の方

 

<待期期間>

Q 傷病手当金の待期期間は連続して3日必要なのですか?

 

A 傷病手当金は療養のため労務に服することができない日が3日間連続して初めて待期が完成します。待期期間の3日間は傷病手当金の支給はありません。待期が完成した後の

労務不能となった日から傷病手当金を受給することができます。

例えば、休-休-出-休-休 の場合は待期が完成していないため傷病手当金を受給することはできませんが、休-休-休-休 の場合は、最初の3日間で待期が完成しているので4日目から傷病手当金を受給できます。

 

Q 待期期間の3日間に有給休暇を取得した場合の支給開始日はいつになりますか?

 

A 療養のため労務不能であっても連続した3日間の待期期間が完成しないと傷病手当金を受給できませんが、この待期期間を有給休暇で休んだ場合についてもその3日間をもって待期期間が完成し、傷病手当金は給与計算上の欠勤開始日から支給されることになります。

 

<受給期間>

Q 傷病手当金はいつまで受けられますか?

 

A 同一の傷病について、支給を開始した日から最長1年6ヵ月間もらえます。

(実際に受給した期間ではありません。例えば、途中で復職し受給していない期間があっても、受給開始日から1年6ヵ月後に受給期間が満了し、それ以後は受給できません。)

 

 

<傷病手当金と出産手当金>

Q 傷病手当金と出産手当金の両方が受給できる場合は、どうなりますか?

 

A 両方を受給できる期間は、出産手当金だけが支給されます。ただし、傷病手当金と出産手当金の支給日額が異なる場合がありますので、傷病手当金の額より出産手当金の額が少ない場合には、傷病手当金を請求すると出産手当金との差額が支給されます。

 

<申請する期間>

Q 療養のため会社を長期間休むことになり傷病手当金を申請すのですが、申請期間はどのくらいで申請するのがよいですか?

 

A 傷病手当金の申請は、勤務状況、給料支払状況について会社の証明が必要となりますので、給料の締切日ごとに1ヵ月単位で申請されると良いでしょう。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

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