傷病手当金はいくらもらえるの?

 

傷病手当金はいくらもらえるのでしょうか?

このページでは受給できる金額の計算方法の説明と、あなたの月給からおおよその傷病手当金がわかる受給額表を載せていますので参考にしてください。

 

傷病手当金は、病気やケガなどで働けなくなったときに、仕事を休んでいる間の生活を支える目的で、健康保険から支給される制度です。

 

支給の条件など詳しくはこちら

 

1.傷病手当金の受給額

傷病手当金の受給額の目安は、給料月額の3分の2くらいです。
正確な金額がいくらになるのか、その計算方法をご紹介します。

 

1-1.受給額の計算方法

受給金額の計算には毎月の給与額ではなく、毎月の給与額などから区分した「標準報酬月額」を使います。

<1日あたりの支給額計算>

 

支給開始日の以前12ヵ月間の各標準報酬月額を平均した額÷30日×(2/3)

 

直近の12ヶ月の標準報酬月額の合計を月数で割り、平均額を計算する
算出した平均額の額を30日で割り、日額を計算する
日額の額の3分の2の額が、1日あたりの支給額となる

支給開始日とは、最初に傷病手当金が支給された日のことです。

 

計算例

過去12ヶ月のうち、8ヶ月の標準報酬月額が20万円、4ヶ月の標準報酬月額が22万円だった場合

 

[(20万円×8ヶ月+22万円×4ヶ月)÷12ヶ月 ]÷30日×2/3=4,593円

 

健康保険加入期間が1年未満の場合には

ただし、支給開始日以前の健康保険加入期間が1年未満の場合は、次の(1)、(2)の少ない方の金額をもとに計算します。

(1)    支給開始日の月以前の継続した各月の標準報酬月額の平均

(2)    当該年度の前年度9月30日における加入している健康保険の全被保険者の標準報酬月額の平均額

 

1-2.傷病手当金の受給日額表

標準報酬月額から、計算式にあてはめて算出した傷病手当金日額を下記に載せています。

表に「報酬月額」という欄があります。この欄の金額に現在の月給をあてはめて、傷病手当金日額を確認してださい。表の等級と現在の標準報酬月額の等級は、一致するとは限りませんが、おおよその目安を知ることができます。

 

■傷病手当金受給日額表(単位:円)

標準報酬等 級

標準報酬月 額

報 酬 月 額

傷病手当金

 

 

円以上  円未満

日      額

1

58,000

          ~63000

1,287

2

68,000

63,000~73,000

1,513

3

78,000

73,000~83,000

1,733

4

88,000

83,000~93,000

1,953

5

98,000

93,000~101,000

2,180

6

104,000

101,000~107,000

2,313

7

110,000

107,000~114,000

2,447

8

118,000

114,000~122,000

2,620

9

126,000

122,000~130,000

2,800

10

134,000

130,000~138,000

2,980

11

142,000

138,000~146,000

3,153

12

150,000

146000~155000

3,333

13

160,000

155,000~165,000

3,553

14

170,000

165,000~175,000

3,780

15

180,000

175,000~185,000

4,000

16

190,000

185,000~195,000

4,220

17

200,000

195,000~210,000

4,447

18

220,000

210,000~230,000

4,887

19

240,000

230,000~250,000

5,333

20

260,000

250,000~270,000

5,780

21

280,000

270,000~290,000

6,220

22

300,000

290,000~310,000

6,667

23

320,000

310,000~330,000

7,113

24

340,000

330,000~350,000

7,553

25

360,000

350,000~370,000

8,000

26

380,000

370,000~395,000

8,447

27

410,000

395,000~425,000

9,113

28

440,000

425,000~455,000

9,780

29

470,000

455,000~485,000

10,447

30

500,000

485,000~515,000

11,113

31

530,000

515,000~545,000

11,780

32

560,000

545,000~575,000

12,447

33

590,000

575,000~605,000

13,113

34

620,000

605,000~635,000

13,780

35

650,000

635,000~665,000

14,447

36

680,000

665,000~695,000

15,113

37

710,000

695,000~730,000

15,780

38

750,000

730,000~770,000

16,667

39

790,000

770,000~810,000

17,553

40

830,000

810,000~855,000

18,447

41

880,000

855,000~905,000

19,553

42

930,000

905,000~955,000

20,667

43

980,000

955,000~1,005,000

21,780

44

1,030,000

1,005,000~1,055,000

22,887

45

1,090,000

1,055,000~1,115,000

24,220

46

1,150,000

1,115,000~1175,000

25,553

47

1,210,000

1,175,000~1,235,000

26,887

48

1,270,000

1,235,000~1,295,000

28,220

49

1,330,000

1,295,000~1,355,000

29,553

50

1,390,000

1,355,000~

30,887

 

2.受給できる期間

傷病手当金が受給できる期間は、支給が開始されてから1年6ヵ月が限度となります。

この期間内に仕事に復帰できたときは、その前日までで受給は終わります。しかし、途中で一時的に復帰できた後、また同じ病気やけがで働けなくなった場合は、再度休業となった期間も受給できます。

 

3.傷病手当金が調整される場合

傷病手当金は、業務外の病気やケガで仕事に就けなくなったとしても、必ず受給できるわけではありません。次のいずれかにあてはまる場合、傷病手当金の支給額の一部または全部が調整されます。

 

(1)給与の支払いがあった

 仕事を休んでいる間に給与の支払いがあった場合には、傷病手当金は受給できません。ただし、給与の日額が傷病手当金の日額より少ない場合には差額を受給する事ができます。

 

(2)障害厚生年金または障害手当金を受給している

  同一の傷病等による障害厚生年金または障害手当金を受給している場合、傷病手当金は受給できません。ただし、障害厚生年金の額(同一支給事由の障害基礎年金が支給されるときはその合算額)の360分の1が傷病手当金の日額より少ない場合には差額を受給することができます。また、障害手当金の場合は、傷病手当金の額の合計額が障害手当金の額になる日までの間、傷病手当金を受給することはできません。

 

(3)老齢退職年金を受給している

 健康保険の資格喪失後に傷病手当金の継続給付を受けている方が、老齢退職年金を受けている場合には、傷病手当金は受給できません。ただし、老齢退職年金の額の360分の1が傷病手当金の日額より少ない場合には差額を受給することができます。

 

(4)労災保険から休業補償給付を受給していた(受給している

 過去に労災保険から休業補償給付を受給していて、休業補償給付と同一の病気やけがのために働けなくなった場合には傷病手当金は受給できません。また、業務外の理由による病気やけがのために働けなくなった場合でも、別の原因で労災保険から休業補償給付を受給している期間中は、傷病手当金は受給できません。ただし、休業補償給付の日額が傷病手当金の日額より少ないときは差額を受給することができます。

 

(5)出産手当金を同時に受給できるとき

 出産手当金と傷病手当金の給付を同時に受給することはできません。ただし、傷病手当金の額が出産手当金の額よりも多ければ、その差額を受給することとなります。

 

※傷病手当金を受給した後に、(1)~(5)に該当していることがわかった場合は、傷病手当金を返納しなければなりません。

 

4.まとめ

傷病手当金は病気やけがで働けない期間の生活を支えてくれる制度です。

傷病手当金の受給額は、目安として月給の2/3と覚えてください。現在の月給を傷病手当金の受給日額表に当てはめると、おおよその傷病手当金の受給額がわかります。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

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