退職・転職時に必要な「健康保険資格喪失証明書」

かならず保険に加入しなければならない!!

日本には、「国民皆保険」という制度があります。この制度により、すべての人が5種類ある「公的医療保険」のいずれかに加入することになっています。だから、安心して医療機関での治療を受けることができるのです。

国民健康保険などの加入は自分で手続き

退職して、翌日から次の会社で働く場合は、保険等の手続き関係は全て会社がやってくれますので、個人がやることはありません。
しかし、再就職先が決まっていても、たとえ1日でも入社までのブランク期間がある場合は、国民健康保険などの保険に加入しなければなりません。
この場合は自分で申請手続きをすることになります。
また、一度国民健康保険に切り替えて、再就職先で社会保険に加入した場合、国民健康保険の脱退手続きが必要になります。

 

健康保険失格喪失証明書

健康保険資格喪失証明書があると手続きがスムーズにできる

退職後に国民健康保険へ加入するとき被保険者資格喪失の手続きが完了していることを健康保険資格喪失証明書によって証明する必要があります。
健康保険資格喪失証明書の発行が遅れると新たな保険への加入手続きが遅れます。迅速に発行してもらいスムーズに手続きを完了しましょう。

資格喪失日はいつですか?

今まで加入していた健康保険の資格を喪失した日のことで、退職した日の翌日が資格喪失日となります。

資格喪失日を確認するために必要

健康保険資格喪失証明書により資格喪失日を確認することができるので、保険の重複加入を防ぐことができます。新たに加入する保険によっては、資格喪失日からの申請期間が決まっているものもありますので確認が必要です。

資格喪失日前の発行はできません

健康保険資格喪失証明書は資格を喪失したことを証明する書類なので、資格喪失日より前の発行は原則できません。会社に発行をお願いしても喪失日に達していない事柄を証明することはできません。

 
事前に会社に確認しておきましょう

健康保険資格喪失証明書の発行は会社の義務ではないため、発行してくれるかどうかは会社によって異なります。
資格喪失日に発行してくれる会社もありますし、退職者から依頼しないと発行してくれなかったり、また、書類での手続きが必要な会社もあります。退職前に健康保険資格喪失証明書の手続きについてしっかり確認しておきましょう。

いつ、もらえるか確認しておく

健康保険資格喪失証明書はいつ頃発行されるのか、会社に受け取りに行くのか、郵送してもらえるのかを会社の担当者に事前に確認しておきましょう。
健康保険資格喪失証明書を発行するのに数日から数週間かかる会社もあります。
ゴールデンウィークなどの長期休暇の時期は発行されるまでに時間があく場合がありますので会社に事前確認をしておきましょう。

 

会社が健康保険資格喪失証明書を発行してくれないとき

どうしても会社が健康保険資格喪失証明書を発行してくれない場合は、住んでいる地域の年金事務所で発行してもらえるので相談してください。

1 協会けんぽに加入していた場合

「健康保険・厚生年金保険資格取得・資格喪失等確認請求書」と身分を証明するもの(運転免許証等)を持参し、近くの年金事務所で手続きをすれば、即日すぐに発行も可能です。

「健康保険・厚生年金保険資格取得・資格喪失等確認請求書」は日本年金機構のホームページからダウンロードできるますので、あらかじめ記入して持っていくとよいでしょう。また、郵送での手続きも可能ですが事務センターへの郵送となります。

健康保険資格喪失証明書の即日発行は、以前の勤務先が健康保険資格喪失届を提出済みであることが必須です。提出が遅れている場合などは、資格喪失の確認がとれてからの発行となります。

2 健康保険組合に加入していた場合

健康保険組合ごとに手続き方法は異なるので加入していた健康保険組合への問い合わせして下さい。各健康保険組合のホームページから所定の請求書をダウンロードして記入し健康保険組合へ郵送します。この時に、健康保険症も一緒に返却しましょう。
健康保険組合が内容を確認後、証明書が郵送されます。
国民健康保険の申請期限
国民健康保険の申請は原則として退職の翌日から14日以内と定められていますが、14日を過ぎても申請可能です。
住所のある市町村役場の国民健康保険担当窓口で手続きをおこなうと、数日後、国民健康保険証が自宅まで郵送されてきます。この時に国民年金も合わせて加入手続きしておきましょう。

退職後は健康保険証は使用できない

退職すれば資格喪失の手続きが完了していなくても、今まで使っていた健康保険証は退職した次の日いから使用することはできません。もし間違って使用してしまった場合は、後から医療費を返納しなくてはならないので注意が必要です。
退職したら保険証は、速やかに会社に返却しましょう。もちろん、扶養家族がいる場合には一緒に返却します。
学生など、遠く離れた扶養親族がいる場合には、返却までに時間がかかることもありますので早めに連絡しておきましょう。

保険証が見つからない

保険証を会社に返却しようとしたが見つからない、探してもどうしても見つからない場合には会社に連絡しましょう。それと、健康保険証は身分証明書として使える場合がありますので警察にも届けをしておくとよいです。

資格喪失中は医療費は全額自己負担

何らかの健康保険に加入している場合、医療費の3割を自己負担、残りの7割を協会けんぽや健康保険組合が負担してくれます。しかし、健康保険証がなければ、医療費は全額自分で支払わなくてはなりません。

資格喪失しているとき、病院で診療を受け医療費を全額負担しても、保険加入後それぞれの保険機関へ払い戻しの申請をすれば、支払った医療費の7割は還付が受けられます。
また、病院によっては後から保険証を持参すれば払い戻ししてくれるところもありますので、病院の窓口で確認しましょう。

保険料が引かれるのは資格喪失日によって変わる

保険料が控除されるのは資格喪失日のある月の前月までです。
だから、資格を喪失した日によって、納めないといけない保険料も変わってきます。
例えば、5月5日に退職した場合は、翌日の5月6日が資格喪失日となります。この場合は5月が資格喪失月となるので、5月分の社会保険料は控除されません。ところが、5月31日に退職した場合は6月1日が資格喪失日となりますので6月が資格喪失月となります。よって、5月分の社会保険料は控除されます。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

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